「財閥 x 刑事」アン・ボヒョン“キャラクターの感情をヘアスタイルの変化で表現した”

OSEN |

写真=FNエンターテインメント
俳優アン・ボヒョンが、バラエティ番組への頻繁な出演の理由として、家族の応援を挙げた。

SBS金土ドラマ「財閥 x 刑事」に出演したアン・ボヒョンは最近、ソウル江南(カンナム)区清潭洞(チョンダムドン)にあるカフェでOSENと会い、放送終了のインタビューを行った。

彼は、SBS金土ドラマ「財閥 x 刑事」で 世間知らずの財閥3世で天下り刑事のチン・イス役を演じ、コミカルでありながらも緊張感のある幅広い演技でキャラクターに生命力を与えた。財力を見せびらかすのはもちろん、行き詰まった捜査の突破口を見出す知性を持ち、これまでになかった刑事のキャラクターを作り上げた。

この日、アン・ボヒョンは前作「生まれ変わってもよろしく」で8kg減量して話題となった点、今作のために努力したことについて「『生まれ変わってもよろしく』と今が延長線上にあります。『生まれ変わってもよろしく』は財閥だけど弱さが必要だと言われて、その弱さをどのように表現すればいいだろうかと悩みました。(キャスティングに)僕も疑問を感じました。15kg減量しても、それで多くの方々に僕を弱く見てもらえるのか悩みました」と話した。

続けて、「『生まれ変わってもよろしく』の時と今とは、同じ財閥だけど全く違います。今作ではチャラチャラした財閥の雰囲気とクールなスーツ姿を披露するため、シャツを制作してロングコートを着ました。スタッフの皆さんが頭を悩ませて作ったキャラクターです。頭皮と毛包を失いましたが、いつも有酸素運動をしながらスーツ姿がきれいに見えるように努力しました」と説明した。

特に彼は、チン・イスの感情をヘアスタイルの変化で表現したという。アン・ボヒョンは「髪を下ろす時は、何か悩みを抱えていたり、夢中になっていたり、憂鬱だったり、人間的な一面がありましたし、そのような部分に気を使いました」と話した。

アン・ボヒョンが考える「財閥 x 刑事」の中で最も痛快で面白かったシーンに対する質問には、「ファンタジー的な要素もあります。緩降機で飛び降りて、車の代金を弁償するするというセリフが釣り合わない部分もあります。自分の資産ではあるけれど、銀行のドアを開けてほしいと無茶を言うし、憎たらしいところもあるけれど、(視聴者が)可愛いと思って見てくださったようです。それから実際の刑事の中にもそのような方がいるかもしれませんが、自分の体を張る部分でカタルシスを感じました」と語った。

アン・ボヒョンは、演技の他にも多数のバラエティ番組に出演している俳優の1人だ。「私は一人で暮らす」をはじめ、「バックパッカー」「青春MT」「プサンの田舎者 in シドニー」まで、様々なバラエティで飾らない姿を見せた。

アン・ボヒョンは「僕がこだわっていることの一つは、とにかく“リアル”です。仕事をして笑いを取ることより、人間的な姿、僕の姿を見せることが優先です。PRのために出演したバラエティ番組を除けば、『バックパッカー』もペク・ジョンウォン先生が好きで、料理を習いたかったから出演しました。自分の姿を見せることにこだわっています」と話した。

また、頻繁にバラエティに出演する理由について「一番の理由は、おばあちゃんのためです。ドラマを8ヶ月ほど撮影すると、テレビに出ないので、おばあちゃんが僕が何をしているのかなと心配し、仕事がないんじゃないかと心配するんです。再放送もあまりしないので。でもバラエティだと週に1回は見ることができるし、再放送も何度もされるので、おばあちゃんには良いんです」と説明した。

さらに「今でもおばあちゃんはバラエティが生放送だと思っています。ご苦労さんと連絡が来ます」とし、「おばあちゃんのためにも、バラエティに出演しなければならないと思います。OTT(動画配信サービス)の配信でも見られるけど、それよりもバラエティ番組に出るのを喜びます。テレビに出ないと心配されるので、バラエティ番組にたくさん出ようと思っています」とつけ加えた。

彼の祖母は「財閥 x 刑事」で披露した姿を特に好きだったという。アン・ボヒョンは「ドラマが面白いと、おばあちゃんが一番気に入っていました。おばあちゃんの知人もたくさん連絡をしてきたそうです。おばあちゃんがそれとなく僕にたくさん自慢してきました」と話した。

SBS「財閥 x 刑事」のシーズン2が確定した中、“SBSの息子”というニックネームも遠くないのではないだろうか。これに対してアン・ボヒョンは「そう言われるには、tvNの作品が多いですね。もし僕がシーズン2をやることになれば、そのようなニックネームをつけてほしいです。今はそう言っていただくのにはプレッシャーがあります。イ・ジェフン先輩、ナムグン・ミン先輩、キム・ナムギル先輩と肩を並べるのは無理だと思います。シーズン2が出たら、末っ子としてありがたいですが、そうでなければまだ無理ですね」と謙虚な姿勢を見せた。

ちょうどインタビューが行われる前、「財閥 x 刑事」シーズン2の制作が確定したというニュースが報じられた。SBSは「『財閥 x 刑事』シーズン2を準備中だ。脚本家のキム・バダが、シーズン2の脚本の準備をすでに始めており、アン・ボヒョン、パク・ジヒョンなど、出演俳優とシーズン2について前向きに検討しており、日程を調整している」と明かした。

これに対しアン・ボヒョンは「シーズン2を記事で知りました。誰も教えてくれませんでした」と困惑し、笑いを誘った。彼は「グループトークルームに入ったら、『本当ですか?』と言われました。ドラマの途中でドラマチームが旅行に行ったのですが、その時『このメンバー、スタッフのままシーズン2をやりたい』と言ったことがあります。スケジュールが合うかどうかは分かりませんが、僕の話を聞いてくださったようで嬉しいです」と話した。

そして、シーズン2への参加について「僕はもちろん参加したいです。『ユミの細胞たち』を除けば、シーズン制のドラマは初めてなので、ありがたい気持ちで受け入れたいです」と肯定的な反応を見せた。

記者 : キム・チェヨン