「夜に咲く花」イ・ハニ、産後6ヶ月でアクション演技に挑戦“自分でも手探りだった”

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写真=SARAMエンターテインメント、「夜に咲く花」
女優イ・ハニが、ドラマ「夜に咲く花(原題)」の最終回を迎えて感想を語った。

韓国で最近放送が終了したMBC金土ドラマ「夜に咲く花」は、同チャンネルが金土ドラマの放送を開始した2021年以降最も高い視聴率を記録。新年の始まりに相応しい好調なスタートを切った。

さらに、最終回は全国視聴率18.4%、首都圏視聴率18.1%(ニールセン・コリア調べ)で自己ベストを更新している。MBCの歴代同枠ドラマを抑えて視聴率1位という新記録を達成した。

このように「夜に咲く花」が大反響の末に幕を下ろした中、視聴者の間ではヒロインのチョ・ヨファを演じたイ・ハニの活躍が改めて評価されている。

イ・ハニは作中で“昼は慎ましやかな未亡人、夜は塀を乗り越えて困った人々を助ける覆面ヒロイン”というキャラクターを熱演。新たな朝鮮時代のヒロインの誕生を知らせた。

「夜に咲く花」を通じてカリスマ性あふれる姿はもちろん、物語の中で繰り広げられる恋愛模様も見事に表現したイ・ハニ。そんな彼女は、一問一答を通じて様々な思いを語っている。

――「夜に咲く花」を終えてみて、感想はいかがですか?

イ・ハニ:撮影しながら良い縁もあったし、最後まで愛されながら放送を終えられたことに感謝しています。私にとっても忘れられない作品になると思います。

―― 最も記憶に残る名シーンはありますか?

イ・ハニ:最後にソク・ジソンとヨファが便殿(国王の執務室)で対峙するシーンです。ソク・ジソンを裁く場面で喪服を着て覆面を被ったヨファの姿が織りなす白と黒のコントラストは、彼女の持つ2つのアイデンティティをそのまま象徴しています。まさに「いま初めて自身の正体を明かすヨファ」という意味で名シーンだったと感じています。

―― 多くの共演者と阿吽の呼吸を披露して”ケミ妖精”と呼ばれていますが、今作でのケミストリー(相手との相性)はいかがでしたか?

イ・ハニ:特に誰ということはなく、本当に皆さん相性が良かったように思います。スホ役のイ・ジョンウォンさんもそうですし……ヨンソン役のパク・セヒョンさんは何をしてもすべてを受け止める瞬発力と、優しい人柄、情熱を持っている女優さんでした。チャン・ソウン役のユン・サボン先輩も良かったです。新しいシーンを撮るたびに期待感を覚えました。義父と義母の役を演じたキム・サンジュン先輩とキム・ミギョン先輩、戸曹判書(ホジョパンソ:現代でいう行政機関の大臣) の夫人を演じたソ・イスク先輩といったベテランの方々の活躍も、良いケミストリーを生み出したと思います。

―― 周囲の反応の中で特に記憶に残るものはありますか?

イ・ハニ:私の母の反応が、一番記憶に残っています。いつもとても客観的に作品を観てくれるのですが、「夜に咲く花」の放送が始まってから「想像以上に面白い」というメールを送ってくれたんです。今回のヨファ役は、本当に皆さんから好評だったのだなと思いました。

―― アクション演技に関して、特に印象深いエピソードはありますか?

イ・ハニ:アクションに関する裏話は本当にたくさんあります。アクションの大変さについて語ったら、キリがないぐらい。私は産後6ヶ月でアクションを始めたので、自分自身の体がどのような状況に置かれているのか把握できていませんでした。特に、剣を扱うシーンではずっと剣を持っていたので手首がとても痛くて、長衣(朝鮮時代の女性が頭や顔を覆うためのベール)を纏うのも大変だった記憶があります。苦労はしましたが、視聴者の皆さんが愛してくださったのでやりがいもありました。

―― 多くの視聴者から愛されたチョ・ヨファ役を終える感想はいかがですか?

イ・ハニ:たくさんの方が私にぴったりの役だと言ってくれて、私を優しく見守って愛してくれていたのだなと、とても感謝しています。ヨファとのお別れはとても寂しいですが、出会いがあれば別れもあります。ヨファを愛してくださって、ありがとうございます。

―― 「夜に咲く花」を最後まで見届けた視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

イ・ハニ:「夜に咲く花」を愛してくれた視聴者の皆さんに、心から感謝申し上げます。皆さんのおかげでやりがいを感じることができて、多くの俳優とスタッフの苦労が報われたと思います。最終回にまだ実感が湧きませんが、本当に愛してくれて感謝しています。

記者 : キム・ミョンミ