来日中のBTS（防弾少年団）のSUGAが5月31日、東京有楽町・ニッポン放送で『BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD』（6月9日放送）の事前収録に臨み、報道陣に単独ラジオパーソナリティに初挑戦した様子を披露した。

【PHOTO】BTSのSUGA「日本のラジオで喋るのは初めて、僕の声を直接届けられることが嬉しい」

SUGAは、日本語で冒頭のあいさつ。「今夜のオールナイトニッポンは、わたしSUGAが担当させていただきます。日本のラジオ番組で喋るのは、初めてです。僕の声を直接届けられることを嬉しく思います。ぜひ、最後までお付き合いくださいね」と優しく語りかけ、自身の番組をスタートさせた。

今回、ラジオの仕事を引き受けたのは「個人的にラジオが好きだから」と回答。「自分のコンテンツの中でも、ときどき喋ったりしています。こうやってラジオ局に来るのは久々なのですが、やっぱりラジオは面白いです」とノリノリで話した。

金曜夜の『オールナイトニッポンGOLD』は、様々なパーソナリティが入れ替わる醍醐味がある。その例として、シンガー・ソングライターのあいみょんが、月に1回のペースで担当していて「あいみょんさんは、韓国でも流行っているらしいですね」と話しが振られると「はい、そうですね『愛を伝えたいだとか』を偶然、YouTubeのアルゴリズムに出てきて聴いてみたら、凄くイイなと思えて、とても良かったです。そこから、ライブの映像も幾つか探してみたら、とても上手いなと思いました」とコメントを寄せた。

そこから、最近触れたばかりの日本のカルチャーに話題が移ると、韓国でも空前のブームを巻き起こした映画『THE FIRST SLAM DUNK』をピックアップして「観ましたー」とニッコリ。「スラムダンクは、もともと好きだったので、マンガは100回以上読んだと思います。久しぶりに劇場で観たら、新たな形で、とっても気分が違いましたし、とても新鮮でした。（キャラクターの中では）三井寿のセリフが好きで、日本のセリフとして合っているか分かりませんが『あきらめの悪い男』というシーンが印象に残っています。あと、子供だったときは、GTOのマンガ本も読んでいました」と明かした。

今現在は、アメリカ、インドネシア、日本、タイ、シンガポール、韓国などを巡るソロツアー中で「今回のツアーを始めるにあたり、僕は最初から自信がありました」とキッパリ話した。「たくさんの準備をしてきましたので、（4月から始まった）ツアー最初のステージに上がったときも、あまり緊張しませんでした。早くライブをしたいという気持ちが高まっていました。ですから、今回のツアーは心配や不安もなく、本当に楽しんでいます」と内心をのぞかせた。

そして、自身の行動パターンをアスリートに例えた。「僕はアルバムを出したときもそうですし、ライブをするときもそうですが、野球選手で言えば、直球しか投げられない全力投球をするピッチャーです。そんな感じだと思っています」とストレートで勝負をかけるピッチャーを連想した。「そんな僕を皆さんは快く受け止めて下さっています。なので、僕の全てを見せたいと思っています」とメッセージも挟んでいた。

この日は、2時間の放送枠のうち、SUGAが単独出演した一部を公開。番組が進むと、音楽プロデューサーの小室哲哉をゲストに招き、対談に臨むコーナーもあるという。

ニッポン放送の『BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD』は、6月9日の22時から24時にオンエア。

取材・撮影：野原誠治

■番組情報
ニッポン放送『 BTS SUGA のオールナイトニッポン GOLD』
放送日時：2023年6月9日（金）22：00～24：00
出演：SUGA ／ゲスト：小室哲哉 ／アシスタント：古家正亨
番組ハッシュタグ：#SUGAANNG